オーランチオキトリウムの特徴や成分、可能性について解説します!
「海の縁の下の力持ち」オーランチオキトリウム!

オーランチオキトリウムとは

オーランチオキトリウムとは、ユーグレナやクロレラと同じ藻の一種で、豊富な栄養素を含む自然食材として今注目が集まっています。
オーランチオキトリウムがどういうものなのか、紹介していきます。
オーランチオキトリウムの特徴

オーランチオキトリウムは、藻でありながら葉緑体を持たないため、光合成をおこなわず、代わりに海洋の有機物を分解・吸収して育ちます。
その最大の特徴は、豊富な栄養素です。中でも、人間の体内では作れない必須栄養素の1つである「ドコサヘキサエン酸(DHA)」を多く体内に蓄積することで知られています。
青魚に多く含まれ、お子様の脳の生育(※1)や、大人の認知機能の維持(※2)に効果があるとされるDHA(※1)。近年では、抗炎症・抗酸化作用による肌荒れの防止など、美容への効果も報告されています(※3)。
オーランチオキトリウムは、実に青魚の10倍以上ものDHAを蓄えます。
オーランチオキトリウムの自然界で果たす役割
この藻類は、世界中の海水域またはマングローブ林などの汽水域に生息しています。そんな彼らは、実は海の魚にDHAを供給する役目を担っている事でも知られています。
人と同様、海の魚にとってもDHAは必須栄養素であり、また体内で生産することはできません。
海の魚はオーランチオキトリウムのような藻類から食物連鎖を通じてDHAを摂取しているのです。
オーランチオキトリウムがいるから、私たちは今日も海のお魚を食べる事ができるのです。
オーランチオキトリウムの可能性

近年では、世界的な魚食人口の増加や、DHAサプリメント市場の拡大などの影響により海の魚介類の減少が深刻化しています。また、養殖業においても、DHA源として餌に天然魚を用いている状況です。ある試算では、このままだと天然の魚はあと10年で食べられなくなるともいわれています。
オーランチオキトリウムは、天然魚に代わる新たなDHA供給源として、”海の魚を減らさない養殖”を実現させる可能性を秘めています。
次の世代にも海の魚を食べてもらうために、この藻類の果たす役割は、これからますます大きくなっていきます。
(※1) Richardson AJ and Montgomery P, Pediatrics 2005
J Alzheimers Dis. 2021
(※2) RK McNamara, Y Liu,R Jandacek, T Rider, P Tso. (2008)
(※3) Guertler A, Neu K, Lill D, Clanner-Engelshofen B, French LE, Reinholz M. (2024)